知り合いの綺麗なおばさんがスナックをオープンさせると言う。友達たちとそれを手伝う。
遂にオープンの日になって、とりあえずカウンターに座ってお客さんを待ってみる。私は多少お酌をしたり、おしぼりを持って行ったり、お手伝いをする係だ。
6時を過ぎると、韓国人の出張に来たビジネスマン風の男が入ってきた。私の隣に座った。
ママが韓国語で少し話す。すごいなーって思う。男はピンク色のお酒を頼んで、なんなのか良くわからないけど、ピンクの原液と、水を私はママから渡されて、ちょっとでも男が飲んだら、その2つをいい具合に混ぜながら足して行かなくてはならない。難しいし面倒くさいし自分の飲むものくらい自分の好きな濃さで自分で作れよと思う。デニムにスニーカーだし、つくづく私はこういう商売はできないな。